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挑戦と学びの連続だった529日 | 阿部梨紗子

Updated: 13 hours ago

全米優勝を成し遂げた阿部 梨紗子選手

2024年7月31日。18歳の私は何も知らない、言葉も通じない、友達もいないこの世界に1人で飛び込んだ。それでも私は楽に、楽しく留学生活を送れると思っていた。でも実際はそんな簡単な話ではなかった。自分の言いたいことが言えない、相手の言っていることが理解できない、食べ物が口に合わないなど挙げるとキリがないほど辛いことが多くあった。大学に日本人は1人もおらず、母国語で気軽に話せる友達すらいなかった。チームメイトはみんな優しくて私に気を遣って接してくれていたが、それがかえって自分を苦しめた。そんな日から529日経った今日この日、私はチームメイトのアメリカ人2人、スペイン人1人と一緒に日本旅行を楽しんでいる。あの頃の私は誰かに助けられる側でいることしかできなかった。しかし今は、同じテンポで会話し、同じ目線で笑い、同じ時間を共有できている。今でも英語は決して完璧ではない。それでも、伝えようとすることを諦めなくなった。間違えることを恐れずに話し、分からないことは聞く。その積み重ねが、少しずつ自分と周りの距離を縮めてくれた。この変化は、日常生活だけでなく、サッカーにも大きく表れた。渡米したばかりの頃はピッチの上でも言葉が出てこず、指示や自分の要求を伝えられないまま、周りから言われた通りにプレーしていた。しかし、少しずつ声を出す勇気を持つようになり、完璧な英語でなくてもまずは言ってみる、ということの大切さを学んだ。チームメイトとの連携が深まるにつれ、より自分の良さを出せるようになって試合の中でも積極的にボールに関われるようになった。その結果、チームはシーズンを通して20勝0敗0分という完璧な成績を残すことができ、全米2連覇を達成することもできた。個人としては12ゴール8アシストで終えた。これらの数字は、コミュニケーションを恐れずに戦えた証だと感じている。


短期大学で2年連続の優勝

振り返ると、この529日間は私にとって挑戦と学びの連続だった。言葉も通じず、何も分からなかった18歳の私はサッカーを通して人とつながる方法と大切さを学んだ。この経験は、結果以上に私の価値観や考え方を大きく変えてくれた。あの日、1人でこの世界に飛び込んだ自分の選択は、間違いなく今の私につながっている。これからも、不安や迷いを理由に立ち止まるのではなく、挑戦し続け、サッカーを通して学んだこの姿勢を胸に次のシーズンも全力で成長していきたい。デイトナ州立大学2年 阿部梨紗子よろしくお願いします!


優秀選手に選ばれた阿部 梨紗子

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