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内田昂太:1年目


2021年9月から、フロリダ州セントオーガスティンにあるFlagler Collegeに留学しています、内田昂太です。


今回私がアメリカ大学1年目前期を終えて語学面、サッカー面、勉強面において感じたことを書いていきたいと思います。


私が通っているFlagler Collegeは全校生徒2500人ほどの四年制大学です。大学のあるセントオーガスティンは、全米50州に現存する都市としては最も古い歴史を持つ街です。校舎はスペインのルネッサンス建築の傑作と呼ばれる旧ポンセ・デ・レオンホテルの建物を再利用しており、日々観光客が大学に見学に訪れるほどの美しさです。私も初めて校舎を見た時、その美しさに驚きました。


アメリカについてからの1ヶ月程は、英語面において特に苦しい時期を過ごしました。アメリカの大学に入学するために、TOEFLの勉強など日本でも英語の勉強はしていましたし、苦手意識はありませんでした。しかし、いざ現地の子達が話しかけてきた時、喋る速さに耳が追いつかず、また聞き取れても素早い返答が出来ず、焦りを感じたのを覚えています。


現地の人々は僕の英語力を知って話しかけてこないのでは、と思いましたが、時間をかければなれるから、と僕にわかる速さでできる限り簡単な言葉を選んで話しかけてくれました。次第に耳も慣れてきて、今では友達同士の会話についていくことができるようになりました。友達も、私に対してゆっくり話したりする必要が無くなった、と言ってくれました。大切だと感じだ事は、どんどん周りの人と会話をすることです。分からないから喋らないのではなく、分かるまで聞いたり、伝わるまで喋ろうとすることが英語力向上において大切だと感じました。今でも伝えたい言葉が英語で出てこなかったり、相手の言った単語を知らなかったりと、もどかしさを感じます。しかし、そのもどかしさが私に英語をもっと話せるようになりたいという意欲を与えてくれていると感じます。


英語での授業はとてもハードでした。今セメスターの授業は、新入生が学ぶ基礎的なことに取り組むクラスがほとんどでしたが、最初の頃は教授の言っていることが全く分からないクラスもあったほどです。ただ、同じクラスにいるチームメイトや友達、教授、そしてチューターに助けてもらい、なんとかこなすことが出来ました。


私は8月頭に渡米しましたが、練習は8月中旬から始まりシーズンは9月から始まりました。幸いにも、練習の説明などは理解できたので、練習内容で戸惑うことはありませんでした。しかし、練習中や試合で、味方に指示を出したいと思った時、上手く伝えられず、悔しい思いをすることがありました。監督は選手間や監督自身とのコミュニケーションを求めているのに、自分はそこで大きく遅れをとっているという事実はとても悔しかったです。今期は、チームとしては目標としていたカンファレンス優勝を逃し、個人としてもあまり出場機会を得られず、良いシーズンではありませんでした。


今セメスターで感じた語学面、サッカー面、授業面での経験、課題を、次のセメスター、シーズンで生かし、改善できるように日々取り組んでいきます。


アメリカに行かなければありえなかったたくさんの出会い、経験がありました。このような経験が出来ている私はとても幸せだと感じています。私を支えてくれている全ての人への感謝の気持ちを忘れずに、恩返しができるようにこれからも日々成長し続けたいです。特にこのような機会を私に与えてくれている、応援してくれている親には感謝してもしきれません。常に私の1番のサポーターとなってくれていることが私の挑戦を力強く後押ししてくれています。


今アメリカの大学に留学しようか悩んでいる人、これから挑戦しようと思っている人達には、挑戦するだけの価値があるということと、準備の大切さを伝えたいです。まだ2セメスターしか経験していない私も、既に自分に変化を感じています。間違いなく自分にとってプラスの経験となるはずです。そして、渡米前の英語、サッカーの準備はとても大切です。3月卒業の日本の高校から9月入学のアメリカの大学への進学は、多くの時間を与えてくれます。そこでの準備がアメリカで充実した大学生活を送るための鍵だと思います。


最後まで読んでいただきありがとうございました。


内田昂太


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