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井上太一:2年目


私は2021年1月からフロリダ州のDaytona State Collegeに所属しており、高校では三菱養和SCユースでプレーしていました。井上太一と申します。

初めにコロナウイルスが流行している中、私の留学をサポートしてくださった假屋さんをはじめとするZero-Zeroスタッフの皆様や、友人、家族、ご尽力いただいた全ての方々に感謝申し上げます。ありがとうございます。


今年私たちのチームは、2度全米大会に出場しましたが、どちらも予選敗退に終わってしまいました。秋だけシーズンがある例年とは違い、春と秋両方にシーズンがあるイレギュラーな年だったため、目標にしていた全米大会優勝のチャンスが2度もあったにも関わらず、このような結果になってしまい悔しいです。そして今年の悔しさを次のステップに進むための糧にしていきます。


秋のシーズン中盤には膝を怪我したこともあり、個人としても満足にプレーすることができませんでしたが、試行錯誤する中で得られた成長の実感も確かにありました。シーズンを終えた今、リハビリと同時に見つけた課題と真摯に向き合って貴重なオフシーズンの時間を大切に過ごしたいと思います。


私生活では、目の当たりにすること全てが初めてに溢れた刺激的な毎日を過ごし、瞬く間に過ぎていった2021年でした。理解しようと必死だった英語も徐々に慣れて、チームメイトと楽しく会話できるようになったり、秋学期の最後にはスピーチのクラスで質疑応答を含めて約20分間クラスメイトの前でプレゼンテーションをしました。相手が言っていることが初めは分からなくても、話を聞いて、自分の意思をできるだけ伝えようと積極的に会話をしようとしていた意識が、自然と自分の助けになっていた気がします。


また、人種のサラダボウルと表現される通り、アメリカは多人種、そして多文化が共存している場所です。様々な個性の中で、他者や異文化への理解、そして何より自分自身への理解をさらに深めることができました。意見をはっきり言うイメージがあるアメリカ人ですが、自らへの理解と考え方の確立が彼らをそうさせているように思います。

今後さらに自分を取り囲む全てに感覚を研ぎ澄ませて、よりたくさんのことを学び、吸収していきたいです。


今ある環境と身の周りのすべての人に感謝しながら、日本人らしい謙虚な姿勢を忘れずに残りの大学生活も充実した時間にしていきます。


井上太一



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